コスモAP軍団降臨、その2

 では車の詳細を見ていこう。これが外観。フロント部分は前頁で紹介したとおり、鼻っ柱が非常に大きい。この迫力ある顔がいいのだ。また後にコスモLという車も売り出されたが、今回は来なかった。この車は(広島では)結構売れていたのだが、残存数がすくないのだろうか。
 余談だが、原子炉を積んだ旧ソ連の衛星「コスモス」がかなり前にカナダかどっかに落ちたと思うが、コスモスという名前がコスモに似ているということで、マツダがソ連に文句を言ったという出来事があった。




 最も特徴のある部分が、横のガラス。3枚あって、前側の2枚がひらく。真ん中のガラスは真下におりながら開くのではなく、斜めに下がりながら開いていく。また前側のガラスはパワーウインドウだが、真ん中のガラスは手動。この小ささは、AZ−1のチケットウインドウに通じるものがある(マツダとして)。




 内装。このころのマツダの車に共通する、インパネのメーター類が運転性側に向いているというデザイン。旧車となるとインパネが割れてしまうのだが、ここに集まったコスモはほとんど大丈夫。




 オーナーズクラブで作ったTシャツ。胸ポケット上に書いてある「瞬間、コスモの匂い」は当時のキャッチフレーズだ。ちなみにAZ−1の場合は「異端」。それってどうよ。




 背中側にはコスモの絵が描いてあった。




 コスモスポーツとコスモAPが並んだ所。同じ5ナンバーなのだが、コスモAPの方がかなり大きく感じる。コスモの系譜だが、最終的にはユーノスコスモが出て以来、復活していない。




 というわけで、次頁からはユーノスコスモについてお伝えする。