未来のマツダ車、その1

 こちらは初代&2代目水素ロータリーエンジン搭載車、HRXとHRX-2である。後述する水素ロータリー搭載のRX-8とはことなり、水素吸蔵合金という金属の中(ボンベではない)に水素をため込んで動くのだ。




 このHRX、あれれと思うところが一カ所あった。それはマーク。1991年製の初代HRXのマークがなぜか現在のカモメマークになっている。




 一方1993年製のHRX-2。




 これは一昔前の菱形マークだ。




 一方こちらは最新の水素ロータリーを積んだRX-8。こちらは将来官公庁にリースされる予定のモデルである。既にナンバー付きの車が走っているのだ。この車は水素吸蔵合金ではなく、水素タンクに水素を詰めて動く。しかもガソリンと水素両方の燃料が使えるのだ。燃料電池自動車は水素しか使えないが、ガスステーションならぬ水素ステーションが普及するまでは使いにくい。しかしこのRX-8なら、水素が使えないところではガソリンを使って走ることができる。「やっぱり車は燃料を爆発させて走らなきゃ、モーターで走る車なんて車じゃない」という人にはうってつけ。吸蔵合金からタンクへの変更は、燃料電池自動車が水素タンクを積んでいるため、タンクの量産効果で価格が抑えられると判断したためだろう。