マラッカの雰囲気

 マラッカはマレーシアとして独立するまで様々な国によって征服されてきた。もう説明するのが面倒なくらい複雑。というわけで、独立までに至る遺跡や博物館等もたくさんある。












 上記のように西洋風の場所もあるかと思うと、川を一本挟むと中国の香りが漂ってくる。




 で、その川はというと・・・ムツゴロウみたいなのがたくさんいた。




 ムツゴロウみたいなのがいるくらいだから水質はきれいだと思うのだが、船が平気で沈没していたりして汚らしい。



 マラッカで売られていたパクリ商品。ウルトラマンらしい。




 キティーちゃんらしい。ヒゲが頬のシワに見えるため、老けている感じがする。






 多民族・多宗教であるマラッカやマレーシアで感じたのが、始めの一歩の重要性である。もし他国から征服が繰り返されることもなくほぼ単一人種・ほぼ単一宗教が基礎になり、その上で合理的システムが成立していたら人種差別も宗教差別もなくうまく発展したろうに。もちろん多民族であるからこそ様々な価値観があり、そこに多様性が生まれるからこそ市場が広がるし、新しい能力も芽生えさらなる発展の可能性出てくる。しかしそれとは裏腹に多様であるが故に、ろくでもない連中もたくさんいて足を引っ張る。このプラス要因とマイナス要因、どちらに分があるかだが、私自身はマイナス要因の方が大きいと思う。多民族国家の代表例であるアメリカはうまくいっている方だとは思うが、他はどうだろう。皆さんはどのように判断されるだろうか。

 マイナス要因に分があるとして、この状況を自動車趣味に当てはめると、始めの一歩がやはり肝心ということになる。日本ではほぼ単一人種・ほぼ単一宗教となっているので、あとは合理的システムの構築が課題だ。旧車を例として見ると、部品が欠品になってから後手後手の対応をする、ノウハウの継承がない、まともな連中がろくでもない連中から毒されて堕落する・・・などいいことがない。ろくでもない連中が存在する(淘汰できない)原因は、自動車趣味に学校の入試のような選抜制度がないことにある。実体のあるクラブでは入会時にテストでもすることができるが、不特定多数がアクセスできるHPでは不可能に近い。せいぜい敷居を高くして入りづらくすることくらいしかできない。あ、これは縮小均衡という意味ではなく、能力のある人を増やすことが狙いである。そうでなければマイナス要因の割合が増えるだけ。AZ−1では始めの一歩を確実なものとして=高い能力の保有が基礎になった上で、多様(ドレスアップやモータースポーツ等々)でありたいものだ。

 とまあマラッカの現状をみてとりとめもなく堅いことを書いてしまったが、各自できる範囲で理想に近づけていこう。