エンジン関係で使えるもの、その1
これが今回分解するキャロル。なぜ廃車になったかというと、真っ直ぐ走らなかったからだ。エンジン自体は調子がよかった。真っ直ぐに走らない原因だが、なんとメンバーが腐ってフロントスタビの付け根が完全にとれていたためだ(笑)。

どんな部品が使えるか、まずはエンジンルームから見てみよう。

助手席側から。3本矢印があるが、右がキャニスター、中央がメインリレーと燃料ポンプのリレー、左がイグニッションコイルである。キャニスターとリレーは使えるが、イグニッションコイルは使えない。コネクターの形状が異なるためだ。キャニスターはガソリンの蒸気が大気中にもれないよう活性炭が入っている。それだけのものなので、これが無かったからといって走行に支障のでるものではない。キャニスターが破過(はか)しても加熱してやれば元に戻る。

次は中程。やはり3本矢印がある。右がスロットルボディー、中央が吸気温センサー、左がブーストセンサーと陰に隠れて見えないがエアコンアイドルアップバルブがある。スロットルボディーはMT用であれば使える。AT用も同じような形をしているが、部品番号は異なる。実際付けて走ってみたことがないので、どうなるかはわからない。なおこれが壊れると、エンジンは絶対に動かない。
吸気温センサーは問題なく使える。ブーストセンサーもAT,MTの区別無く使える。ブーストセンサーは見た目は小さいものの新品で買うと高い(1万円以上)。よってみかけたらキープしておこう。


上の矢印がブーストセンサー、下の矢印がエアコンアイドルアップバルブ
吸気温センサーはインマニのアクセルワイヤーの付け根あたりにある。緑色の頭が目印だ。
