なんじゃこりゃ、のお馬さんマーク
お馬さんのオープンである。この車、トンネルに入ったらギヤを落としてやたらふかすんだ。トンネル内部だからエンジン音が響き渡って楽しいと言うことである。いい音には違いないが、やたらうるさかった(笑)。

せっかくなので、これも細かい所をいろいろ見せてもらった。やっぱりこの深いエアインテークが最高ですな。AZ−1にも同じような部分があるからよくわかる。

細かいところを見ていたら、驚くべきことに気が付いた。フェラーリのお馬さんマークは「こんなのでいいのか?」というほど違っていたのだ。マークの形がことなるなんて、日本ではあり得ない話である。
左はフロントのラジエターグリルについていたもの、右はリアに付いていたものである。。比較すると、後ろ足の角度や肉付き、尻尾の長さが違う。細かくみるともっともっと違っている。前後でマークの大きさが異なるため、小さい方のマークは作りにくいので簡略化して作ってあるという場合や、年代・年式によって異なる場合はある。しかし、この部分は簡略化すべき部分ではない。いったいどういうことなんだろう??
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フロント(小さい) |
リア(大きい) |
さらにボンネットに付いているエンブレム、エンジンルームに貼ってあるステッカー、ホイールのキャップについているマークも全然違うではないか。
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ボンネット |
エンジンルームステッカー |

ホイールのキャップ
う〜ん、いったいどのマークが正しいのだろう。
もっと理解できないのがマークの作り。下の写真はリアのマークを横から写したもの。黒い部分に矢印がしてあるが、これは陰である。なぜ陰ができたかというと、マークがパネルに対して面一になっていないためだ。日本人なら絶対にこんな作り方はしませんな。というか、こんなつくりであれば偽物の方が出来がよくなるのは間違いない。

外国のメーカーにとって、マークというのはどうでもいいものなのだろうか。それとも生産技術面に問題があって同じように作れないのだろうか。意匠として設定しているため、似たようなものならその範疇に入るから気にとめるほどのものではないということなのだろうか。逆に、大きさを単純に拡大縮小した場合、イメージ通りに見えないことがある。それを踏まえた上で形を変えるという高度な技を用いた結果なのだろうか?
フェラーリのマークについては、今後もいろいろ見ていくことにしよう。実はトリビア的なネタしかないという実状もある(爆)。