なんじゃこりゃ、のライオンマーク
当日は天気も良かったことから、もみのき森林公園にはバイクやらいろいろと集まっていた。そんな中、プジョーが「ぷじょっと」ミーティングをやっていたので(このミーティングがあることは主催者は把握していた)、その隣りに車を止めさせてもらった。
なぜかカプも混じっていた。
何の目的で何をやっているのかよく分からないので、例のごとくマークを見せてもらった。するとやはり驚くべき結果となった。
こちらは昔のプジョーのマーク。ライオンが縁取りされたものだ。年式によりデブライオンと痩せライオンがいる。ここまではまあいい。
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こっちは何だったっけ |
こちらは昔の306 |
なんと、同じ車の前と後でマークが全然違うのものがあった。フェラーリの場合は、「細かい話よ」といえなくもないが、プジョーの場合は明らかに故意にやっている。下の写真は最近の206の例だ。
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フロント(大きい) |
リア(小さい) |
写真でみるとフロントの方が小さく感じるが、実際はリアの方がはるかに小さい。さらに小さい方の作り込みがいい。リアのマークには目がある。足の形も違う。若干痩せているようにも見える。
小さいとはいえ、後続車から間近にみる部分なのでちゃんと作り込んでいるのだろうか(逆に言うと、フロントはルームミラーごしに見るので、よく見えないからどうでもいい)。それとも小さいが故に、作り込みが大事だったのだろうか。アニメの手法で絵を左から右へ回すとき、単に左から右へ絵を動かしても急激に回る感じが出ない。1コマ2コマ一瞬だけ逆方向つまり右から左へ絵をわずかに動かして、それから左から右へ絵をうごかすことで急激に回転する感じを出す手法がある。リアのマークはフロントに比べて先がとんがっている。小さいがゆえに、フロントのマークをそのまま縮小したら丸っこく見えるため故意に先端部をとんがらせ、急激に角度が変わったように見せかけるため、こっちの方のマークをリアに使ったのだろうか。
ちなみにマークに関する話はマニアックな話にすぎない。オタク的な話ではない。オタクはマニアがより詳しくなった存在と捉えられることがあるが、それは誤りであくまでも単に知識のより豊富なマニアに過ぎずオタクではないのだ。オタクの定義には、より詳しい知識を持つと同時に「自己批判ができる」というものがある。これは私の定義ではなく岡田斗司夫の定義であるが、この定義が正しいとすると車オタクというのはほとんどいないのではないだろうか。
というわけで今回はこれでおしまい。次回は秋に行われる予定だ。