外観チェック、オイルシール

 オイル滲みのもう1つの要、オイルシール。常にシャフトが回転しているため、カムカバーガスケットのようなゴム部分よりも過酷な条件に晒されている。16万5千キロ走ると一体どうなるのだろうか。

 カムシャフトのオイルシールを見たところ。特に問題はない。なお現在交換部品として売られているのこの部分のオイルシールは、このオイルシールとは違うタイプのものだ。このオイルシールは黒だが、現在のものは茶色とオレンジの中間の様な色をしている。値段も大幅に上がって1つ700円もする。昔は300円だったのだが。




 排気側のカムシャフト。若干オイルが滲んでいるようにも見えるが・・・




 こちらは吸気側。問題ない。




 クランクシャフトのオイルシール。問題ない。なお、給排気カムシャフトのオイルシール、クランクシャフトのオイルシールは全く同じ部品である。しかし、シャフトの回転数は、クランクシャフトの方がカムシャフトの2倍回る(これはどのエンジンも同じ)ので、クランクシャフトの方がより厳しい環境に晒されているといえる。しかしそれでも問題が出ていないので、このオイルシールは長距離走行しても大丈夫なのだろう。