外観チェック、ポート


 ポートとはちょっと違うが、EGRバルブをみてみた。若干オイル(というよりブローバイ)が滲んでいる。ここが裂けたまま走行すると、エンジンルームがオイルまみれになるので要注意だ。バルブは吸気圧の違いによって開閉するのだが、スピーカーのコーン紙のエッジのような非常に弱々しい材質でできているので裂けやすいことが考えられる。このバルブは本格的に裂ける直前の状態にあるのではないだろうか。EGRバルブは長距離には耐えないようだ。なおEGRバルブを完全に殺してしまってもエンジンは回る(排ガス中のNOxが増える傾向にあるだけ)。




 インマニのポートを見てみた。ちょっとよく分からないのだが・・・




 拡大してみると、とても16万5千キロ走ったエンジンとは思えない綺麗さであることがわかった。普通はオイルまみれになっているのだが。これも特異例として考えた方がよさそうだ。いったいどういう管理をすれば、こんなに綺麗に維持できるのだろう。




 排気側のポート。こちらはすすだらけで普通である。




 インジェクターの噴射口も特に問題はなかった。




 以上今回は外観をみてきたわけだが、EGRバルブ以外、特に問題となるような部分は見られなかった。ウオーターポンプからの冷却水の滲みは、ナットの締め付けトルクを増やせば解決する。ざっとみたところ、軽のエンジンとはいえまだまだ持ちそうだ。