外観チェック、オイルの滲み

 分解する前に、おおざっぱな外観把握を行った。まずはオイルの滲みである。F6Aの場合、オイルの滲みで気になる部分はシリンダーヘッドとカムカバーの継ぎ目、シリンダヘッドとシリンダーの継ぎ目である。

 シリンダーヘッドとカムカバーの継ぎ目をみると、オイル漏れは見られなかった。低走行距離でも漏れているエンジンはもれているので、この部分からのオイル漏れは走行距離には関係ないようだ。もれない奴は、いつまでたっても漏れないということだろう。




 シリンダヘッドとシリンダーの継ぎ目にはオイルにまみれたゴミの付着が見られたが、この程度は普通と言っていいだろう。




 インマニの下も問題ない。




 カムカバーと蓋の継ぎ目、問題ない。




 オイルパンの継ぎ目。これも問題ない。なおこのエンジンの場合、液体シーラーの色が黒になっている。標準はオレンジ色のため、オイルパンがはずされた履歴のあることがわかる。




 以上の結果より、オイル滲みの無いエンジンは長距離走行しても滲むことはないと考えられる。