オートポリス、その1

 土曜の晩にとまった温泉宿から発せられる強烈な硫黄臭で目がさめ、早速オートポリスへむけて出発した。
 オートポリスは、ワールドカップのカメルーン代表によって一躍有名になった大分県中津江村の隣、上津江村にある。大分といえば別府、というわけでオートポリスは国東半島のあたりにあるのだと思っていたのだが、実際には福岡・熊本・大分の県境、九州のほぼ中心にある。

 オートポリスの模型があったので、この写真をもとにまずはABCミーティングの位置関係を紹介しよう。前半の走行会会場はメインスタンドの裏の端あたり、後半のミーティング会場はメインスタンドから一段下がったジムカーナ場みたいなところで行われた。




 オートポリスのいろいろな場所を撮影したので、その栄枯盛衰(実際には栄も盛ほとんどなかったわけだが)ぶり、バブルぶりを紹介しよう。そもそもなんで大分にサーキットを作る必要があったのかこれ自体が疑問だったのだが、前述の通り福岡・熊本・大分の県境にあること、阿蘇山の集客力の大きさを考えると、この場所に建てたのはいいアイディアだったと思う。が、最近ばたばたと破綻している地方サーキットの中で真っ先につぶれたのがオートポリスである。

 外見上のオートポリスの最大の特徴は、スポンサーの看板がほとんどないことである。




 贅を尽くしたこの作りを見よ。左の写真の総ガラス張りビルはVIP用のものだろうか。また最終コーナーのスタンドにはちゃんとした椅子も据え付けられていた。普通はここまでしない。コンクリート製の階段みたいな所に座るか、草の生えたところにシートをはって座るかだ。


 メインスタンドもご覧の通りである。




 なんかよくわからんが、スーパーバイクレースの記念碑みたいなのも建っていた。