Tipoミーティングの様子

 さて今回のJohn Bull RUN、自動車雑誌Tipoの創刊100号を記念した「Tipoミーティング」と協同開催となった。そのTipoミーティング、メインとなったのは田中むねよし氏のサイン会。写真がサイン待ちの人の行列で、写真に写りきらないほどの長い列ができた。氏はTipoで「BOLTS AND NUTS」というエンスー漫画をかいているのだ。



 キャンギャルの間にいる白いシャツを来ているのが氏。なお、「肖像権の問題で背後からの撮影となった」というのは大義名分である(意味不明)。



 また、全国を縦断したEV(電気自動車)スーパー7の展示もあった。この車に関する詳しい記述はなかったが、雨が降ったらボンネットの継ぎ目から水が入って、感電して死んでしまいそうな構造になっている点に一番驚いた。雨の中を本格的に走行することを想定していない自動車会社の電気自動車のショーモデルでもここまでずさんではない。これに乗って走った人は全くいい根性をしている。しかし偉業達成には「いい根性」は欠かせない。あの月までいったアポロのコンピューターの性能は、現在我々が使っているものに比べて遥かに性能が劣っていたのだ。ちなみに、スーパー7はボンネットの上に放熱用のスリットがあるのだが、この車の場合はスリットの裏からガムテープをはって防水をしてはいた。また同様にラジエターグリルの部分も目封じがしてあった。





 雑誌のTipoに掲載されていた事前予告には、サイン会ありの、トークありの、モディファイコンテストありの、展示ありの・・・といろいと書かれていたが、実質行われたのはサイン会のみ。モディファイコンテストは単なるレストアコンテストだったし(真にモディファイしていたのは、なぜか参加していたビートのみ)、しかも集合場所が事前に告知されていたものと全然違っていた。何事も計画通りには行かないものだが、100号という記念イベントにしては余りにお粗末と言わざるを得ない。編集部の人はこれを雑誌にどうやってまとめるのだろうか。「まとまらないことをまとめるのが編集の仕事」と言ってしまえばそれまでだが、これがまとめられたらSF作家になれそうだ。