メルズ・ドライブイン、その2

 フォード・エドセル。またまた水平尾翼系の車が登場。しかも顔つきはセミみたいである。エグイわあ。でもいいわぁ。ちなみにエドセルとはヘンリー・フォードの息子の名前である。この車、粗悪品が出回り販売不振で終わった。そのため、失敗作の代表として「エドセルのように」という言葉が頭について、今でも語り継がれているほどだ。AZ−1の場合は「AZ−1のような失敗作」と言われることのないほどマイナーなのが悲しい。


 以下は個人の主観以外の何物でもないが、これらの車、独特の形をしていながら周囲の景色に実によく溶け込んでいた。遊園地という夢のある施設にこのようなスタイリングをした車がいるというのは実に自然のように感じられた。ところがちょっと道を外れると、違和感のある車が・・・


 これ、トヨタのイプサム。なんでトヨタの車がこんなところに置いてあるかというと、トヨタがマーケティングパートナーとしてユニバーサルスタジオに入っているためだ。先ほどのアメ車たちと比べたら、もう全然夢のない色。後ろのウッドペッカーと比べたら、違和感ありあり。別にイプサムのデザインが悪いといっているのではないが、せめてもうちょっとカラフルな色に塗り替えて展示されていればなじんでいたと思うのだが。