バック・トゥ・ザ・フューチャー・ザ・ライド

 「本物のデロリアンが置いてあるかなあ」と思っていたのだが、残念ながら無かった(オープン当初は展示されていたようだ)。アトラクション自体は、8人乗りのデロリアンにのってタイムトラベルをするというもの。撮影が禁止されていたため写真はない。なぜ撮影が禁止されたかというと、なんでも秘密事項がたくさんあるからだそうだ。この秘密事項とは何か? 「特別なものに乗っている」と思わせる演出上の仕掛けなのか。それとも、素人にはわからなくても他の遊技玩具業者がみると、ノウハウなどが分かってしまう細工がしてあるためなのか。もっと想像を広げると、このバック・トゥ・ザ・フューチャー・ザ・ライドには、スポンサーであるトヨタの3Dシミュレーション技術が盛り込まれているから秘密なのか。



バーチャル・コリン君

 真相はよく分からない。が、すごいのだけは間違いない。何がすごいかというと、加減速感がちゃんと出ていたのである。以前、スバルのバーチャルコリン君を紹介したことがあったが、あれは単に車が上下するだけだった。しかし、バック・トゥ・ザ・フューチャー・ザ・ライドは違った。確かに映像にあわせて加減速していたのだ。単に遊びとして捉えるのではなく、純粋に3Dシミュレーション技術として捉えても完成度の高いものに感じられた(え、おまえは自動車の3Dシミュレーターに乗ったことがあるのか、って? まあそのあたりはちょっと置いといて・・・)。

 で、肝心のデロリアンだが、アトラクション用に仕立て上げられた模型であった。ちゃんとデロの格好はしているのだが前後列あわせて8人乗り。それに乗り込むと、AZ−1より一回り大きなガルウイングが降りてきて、アトラクションのスタートとなる。後は乗ってからのお楽しみということで。