メルズ・ドライブイン、その1

 メルズ・ドライブインに陳列されていた車の中で、唯一エンジンの載っていた車がこれ、T型フォードのカスタムカーと思われる。エンジンむき出しで、マフラーも直管だ。動いていたときは、さぞかしすごい音がしたことだろう。こんな状態では整備不良ということで日本では走れないが、そこはアメリカ。自由の国である。



 シボレー・インパラ。ええわぁ、このスタイリング。今度は水平尾翼系の車の登場である。また何を積み込むつもりなのか、トランクがやたらとでかい。この手の車は現在の日本では多数がハイドロと化している。それをみこしてトランクを大きくしたわけではないだろう(^_^;)。内装は白を基調としており、太陽の向きによってはインパネのフロントガラスに対する映り込みがかなりひどいと思われる。
 この時代に作られた車の多くはマスキー法などの影響で絶版車となってしまったが、インパラは現在も売られている数少ない車の1つだ。しかし現行車のスタイリングは40年前のインパラと比べるといたって平凡、車自体の大きさも一回り小さいファミリーカーとなってしまった。残念な話である。