メタルの状態

 まずコンロッド側のメタルをみた。



 ダメになっていた。なお、これは本コンプリートエンジンに問題があったからではない。単に走行距離が約20万キロと長く、その間にエンジンのオーバーホールを行っていなかったことが原因である。



 プラスチゲージで測定したクリアランスは、0.076mmほどだった。規定値である0.04mmを遙かに超えている。こりゃだめだ。



 今度はクランクシャフト側のメタルを見た。



 問題なし。クランクシャフト側よりコンロッド側のメタルが先にダメになったエンジンは初めて見た。このメタルの耐久性はすごいなあ。



 次頁ではピストンを見ていく。