エンジンの保管

 エンジンを保管する上で大敵なのは湿気である。そこで各部に蓋をした。使用したものは、アルミ箔のカップ、ゴム栓、ゴムホースである。



 まずは冷却系から。各開口部にゴム栓をした。また細いパイプ部分にはゴムホースを短く切って付け、それを曲げて結束バンドでとめた。これで湿気は防ぐことができる。最も良い方法は冷却水の原液を入れておくことだということだが、そこまではしなかった。


 またゴム栓よりも大きな開口部はアルミ箔のカップをかぶせることで対応した。まず開口部の回りをビニールテープで巻き、アルミ箔と密着しやすくした。そうしてアルミ箔のカップをかぶせ、さらに結束バンドで固定、とどめに自己融着テープ(ブチルゴムテープ)を巻いた。これで防湿は完璧のはずだ。


 それからオイルフィルターを新品に交換して、オイルも規定量注入した。注入の仕方は、通常のオイル中入口から入れるのに加え、ブリーザーホースからも入れるなどして左右のカムシャフトケース全体にオイルが行き渡るようにした。注入後はクランクシャフトを回転させ、各部にオイルを行き渡らせた(つもり)。手動クランキングの際は、プラグをゆるめておくと圧縮がかからなくなるので、楽に回せるようになる。
 あとはエンジン全体に大きめのビニール袋をかぶせて、埃がつかないようにした。