耐久時間66時間目

 コミュテータ−はそれなりの黒さになってきた。



 ブラシの摩耗粉が周囲に付着していると思いきや、そんなことはなかった。



 ローターを取り出した。



 コミュテータ−を拡大したところ。前回の66時間耐久と同程度に黒くなっている。



 肝心のコミュテータ−の摩耗度合いだが、耐久前が19.82mm・耐久後が11.65mmだったことから、耐久前後で約0.17mmほど減った。やはりハンダは銅にくらべて減り方がちょっと早い。早く減ってもまたハンダを盛ればいいだけだから、構わないといえば構わない。ただ、摩耗限界が18.90mmだとすると、残りが0.85mmしかない。4000km走行相当で0.17mm減ったことから、ハンダのコミュテータ−が使える目安は、たったの2万キロ程度と見積もられる。



 またブラシだが、耐久前が11.38mm・耐久後が11.11mmだったことから、0.27mmほど摩耗した。4000キロ走行相当で0.27mm、これを単純に外挿し40万キロ走行相当に歓談すると2.7mmほど摩耗することになる。これはこれで問題無いかもしれない。



 ブラシの断面。写真左が今回の、右が前回のものである。コミュテータ−の磨き方がよかったのか、あまり段差がない。



 懸念されたブラシの導線の断線も発生していなかった。