レリーズベアリング

 レリーズベアリングは、前後方向には動いた。グリスがさしてあった賜だろう。



 ベアリングには関係ないが、ちょっと驚かされたのが矢印部分。さび付いていなかった。話がそれるついでに言うと、以前大雨が降ったとき、冠水した道路を軽トラで走行したことがある。時速40kmで走行するだけで、フロントの設地感が無くなるほどの冠水だった。走行後、そのままにしていたら、クラッチは貼り付くは、矢印部分に相当する部分が固着するはで、結構苦労した。水没よりもよっぽど甘い条件であっても問題が生じてしまった。水没したら、エンジンとミッションは早めに切り離した方がいい。



 パイロットベアリング本体を見ていく。



 一見汚れがひどいだけのように見えるが、ベアリングは回転しなかった。



 内側部分。錆びていない。前日の通り、グリスが塗ってあった賜だ。これだけのことで、錆びるか錆びないかが分かれる。



 教訓 水没したら、エンジンとミッションは早めに切り離す。


 今回はこれでおしまい。次回からはミッションの分解へと入っていく。水は入っているのだろうか、また貴重な2way LSDは無事なのだろうか。