燃料ポンプ
これがおぞましいことになっていた。どろどろである。まあ、このガソリンを抜いていたときに、既にガソリンとは思えないニオイがしていたのだ。腐ったガソリンが付着したと思われる。なおガソリンが腐ることと、水没は無関係と思われる。
恐らく動かないと思われるほど、どろどろ。
一方、パッキンのついている蓋の方を見てみると、水没時に水が混入したような形跡は見られなかった。ガソリンが漏れないのだから、水が入るわけもない。
この燃料ポンプをタライに載せて放置していたら、中から燃料が出てきた。
これを長時間放置して揮発分を飛ばしたところ、蒸発しない液体が残った。
一旦パーツクリーナーで溶かしてカップに入れ・・・
再度パーツクリーナーを蒸発させ、残った液体がこのどろどろ。腐ったガソリンにはこんな物が入っているのだ。
ちなみにこの腐ったガソリンだが、軽トラのエサとして使用した。とりあえずエンジンは動く。が、冷間時の排ガスは非常に変なニオイがする。蒸発せずに残ったどろどろと同じニオイがする。また冷間時始動性が若干悪くなる傾向にあった。ガソリンの軽質成分が抜け、重質成分(どろどろ)が多くなったためこのような現象が生じているものと思われる。
今回はこれでおしまい。次回はいよいよエンジンを分解し、中身を見ていく。