ブラシの摩耗度合い

 結論から言うと、三菱のマークのあたりまで摩耗が進んでいた。一般論として、メーカーのマークの位置までブラシが摩耗すると寿命だと聞く(ホントかどうかは知らないが)。



 時系列でいうと逆になるのだが、上の写真を撮影する前に下の写真を撮影した。粉が凄くたまっている事がわかる。



 取り出して、磁石を近づけてみた。ひっつかない。となると、この粉はブラシの粉だろうと推測される。



 小さいベアリングにも、この粉が付いていた。結構な摩耗量だ。



 摩耗したブラシは今後も使うことができるのか、小さなベアリングを使って検証してみる。上の写真を見てもわかるとおり、このベアリングの外径は、コミュテータ−(ブラシと接触する部分)とほとんど同じ。ベアリングをパイロットベアリングプーラーを使って抜き・・・



 ベアリングをコミュテータ−とみなし、ブラシにあててみた。



 ブラシは思いっきりテンションかかった状態で縮んでいるので、まだ使えそうだ。この感じだと、「041」と書かれている数字の部分までは使えそうな感じがする。



 ちなみに、コミュテータ−側の摩耗度合いはこんな感じ。プーリー側が少々痛んでいるが、まだ使えそうだ。



 以上、今回のメインイベントであるブラシの摩耗度合いを見てきた。23万キロだとまだ使えそうだが、100万キロは持ちそうにない(笑)。

 次頁では、ベアリングそのものを見ていく。