親メタルのクリアランス
親メタルの状態を見る。下の写真は左から1番となっている。
クリアランスはあとでまとめるとして、最初にメタルの状態を見ていく。
1番。
2番。おっと、ちょっと傷がある。
傷部分を拡大したところ。なおクランクシャフト側に傷が付いているようなことはなかった。
3番。
4番。
クリアランスを記す。基本的には、下のような感じで、全て基準値以内に入っていた。というか、ここまでクリアランスの小さいエンジンを初めて見た。これで23万キロなんだから驚異である。
なお今まで分解してきたエンジンは、メタルが潰れていたためクリアランスを測定していないので、参考データはない。
親メタルのクリアランス | 1番 | 2番 | 3番 | 4番 |
実測値 | 0.025 | 0.025 | 0.025 | 0.025 |
基準値は0.02〜0.04。使用限度は0.065
23万キロ走行でこの狭いクリアランスというのは凄い。が、2番のメタルはクリアランスは確保していたものの傷ができていて怪しい状態になっていた。この奇跡的な状態を正とするのではなく、やはり基本にそって10万キロでエンジンをオーバーホールしメタルを交換しよう。