シリンダーヘッドを見る

　カムカバーをはずして、シリンダーヘッドをみた。



　ロッカーアームのスリッパ部分。23万キロ走行しても、特段も摩耗は発生していない。



　シリンダーヘッドとカムカバーが重なる部分には、オイル漏れを防止するための液体ガスケットの跡が見える（矢印部分）。



　ロッカーアームとラッシュアジャスターを外してみた。矢印部分のラッシュアジャスターは抜けなかった。



　オイル焼けがひどい部分が取れない傾向にあるが、そこまでひどくない部分でも抜けないものがあった。



　抜けた／抜けなかったラッシュアジャスター全てに言えることだが、エアを噛み込んでしまい頭を指でおさえると3mm程度動いた。ここまでひどいとラッシュアジャスターの意味をなしていない。シリンダーヘッドを分解した際にエア抜きを行っていなかったとすると、23万キロ走行で完全にエアが噛み込んでしまうようだ。つまり、エアの噛み込みを無くすためには、定期的にエンジンを降ろす必要があるということだ。「オイル管理が良いから問題無い」ということにはならないともいえる。
　なお、ラッシュアジャスターのエア抜きを行ったところ復活した（頭を押しても動かなくなった）。従って、ラッシュアジャスターそのものは23万キロ走って壊れるものは少ないのではないか。

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