寿命ギリギリのホース AZ30-15-184

 非常にまずい状態にあったホースを頂戴した。AZ30-15-184。よく裂けるホースである



 直径を測ってみた。一番左が新品、中央が今回頂戴したホース、右が裂けたホース。だんだん膨らんでいっているのがわかるだろうか。



 ホースの内側を見てみた。



 この状態でホースを押してつぶしてみると、ホース内部に亀裂が入っていることがわかってしまった。



 亀裂が入っている部分と思われる場所を外側から見てみた(矢印部分)。すると特に変わった様子はない。



 先ほどとは逆方向のホース開口部を見てみると、ここにもクラックがあった。



 同様に、亀裂が入っている部分と思われる場所を外側から見てみた(矢印部分)。はやり特に変わった様子はない。



 ホース表面には亀裂が入っていないことから、このホースは内側から破裂する傾向にあるのだろうと考えられる。このホースが破れやすい原因は、スズキ品質のホースであるため肉厚が薄くなっていることである。それを修正するには、マツダ品質のホースに交換する必要がある

 今回、裂ける直前のホースを頂戴できたことは、今後のデータ蓄積に大い役に立つ。



 ABC+Sミーテイングin広島2019のレポートはこれでおしまい。また来年お会いしましょう。