スターターの再組立とオーバーホールの効果

 手順は分解の逆である。一番のポイントとなる点は、アーマチュアの取り付け。まずフロントブラケットとアーマチュアを組み、その上でヨークを取り付ける。先ほども述べたが、ブラシホルダとヨークはつながっているため、ブラシが欠けることのないよう注意しながら取り付ける。その際、ブラシホルダとアーマチュアのセンターが出ていなければ、ブラシが定位置に来ていないことを意味するため、位置を修正する。


 オーバーホール+ブラシの切削で、エンジンが今までよりはすんなりかかるようになった。私の車には電流計がついているのでわかるのだが、スターターが回転するとき、オーバーホール前は30アンペア位の電流が流れていたものが、15アンペアくらいに減少した。完全に直ったわけではないが、私の車以外の車に効果がないというわけではないので、トライしてみる価値はある。