スターターへの電源供給ラインの増設

 AZ−1の場合、スターターへの電源供給ラインがアルトよりも長いため電圧降下を起こしやすく、スターターが回らなくなるといわれている。そこで電源供給ラインを増設してみた。作業前にはバッテリーの端子をはずしておくこと。
 増設するラインは、バッテリーのプラス端子から、スターターのマグネットスイッチまでのラインである。配線図で言うと、下の図の青い線で示したラインが増設ラインに当たる。



 材料だが、内径6mmと8mmのラグ板(それぞれ、バッテリー端子用、マグネットスイッチ用)と導線90cmである。今回使った導線には内径5mm・外径8mmの88本線の束ねてあるものを使用した。



 作り方だが、導線の先をむき、ラグ板を入れて半田づけをし、さらに絶縁テープで巻いておく。この処理を導線の両端に施す。


 作業が完了したら、写真のように導線を取り付ける。

 以上で完了だ。私の場合はこれだけではスターターは回らなかったが、他の車の場合は、この増設だけで直る例も報告されている。作業的にも楽で、コストのかからない方法なので、トライする価値はある。