オーバーヒート対策、完全版

 実は、スロットルセンサーのエア抜き穴だけにバイパスのホースを設けても効果は少ない。効果を上げるには、ラジエターから直接エアを抜くようなバイパスのホースを付ける必要がある。しかし、これをするためには専用の三つ又のようなものが必要であるため、簡単にはいかなかった。
 そんな中、ポルコさんから素晴らしいアイディアが出たので紹介したい。このアイディアは、ラジエターに付いている水位確認のためのホースが取り付けられているところにバイパス用のホースをつけるというものである。

 まずラジエターのドレンコックを買ってくる。これはトヨタのFF車用のもので、AZ−1のラジエターにも付けることができる。


 次にコックの一部を切り、写真の用にOリングをつける。


 コックが短くなると、水位確認用のホースに冷却水が行くようになる(下図参照)。

コック改造前 コック改造後

 水位確認用のホースの付いているところに、バイパスのホースをつける。これをサイドシルの内側を経由して、リザーブタンクまで接続する。エンジンをかけてこのホースが暖かくなれば完成だ。