使用する部品とその改造

 使用する部品は次の通りだ。耐圧ホース、ホースバンド、三つ又、コンクリート用のアンカーボルト。三つ又はエア工具のものを使用した。全部そろえても1000円はかからないと思う。


 この改造で最大のポイントとなるのはコンクリート用のアンカーである。これをジョイントとして改造し、スロットルボディーにあるエア抜き用のボルトに取り付けるのだ。
 そもそもこのアンカーは、コンクリートにネジを取り付ける時に使用するものである。コンクリートに固定される原理だが、穴の開いてあるコンクリートにこのアンカーを入れ、画像中「抜き取る」と書いてある頭の部分をハンマーでたたくと、「切断」と書いてある部分の右側が広がって、コンクリートに固定されるという仕組みになっている。


 アンカーの改造だが、まず切断と書いてある部分を切断する。切断箇所は「割れ目」の入っている部分だ。切断すると心棒が見えてくる。これを叩いて抜きとる。そうすると、このアンカーが中空になる。つまりこの中空部分が冷却水の通る経路に、またネジの部分をスロットルボディーに取り付けるジョイント部分になるわけだ。
 このようにして改造したものに付属のナットをつけ、さらにネジ部分に水道の配管に使う白くて薄いテフロンテープをまき、ホースをホースバンドで締めることで改造は完了する。