ハブボルト12mm化の可能性検証

 AZ−1ノーマルのハブボルト。矢印の部分にスプラインが見える。




 ハブボルトを抜いてみると・・・




 単に丸穴があいていた。ボルトにスプラインが入っているから、穴にもスプラインが切ってあると思っていたのだが、スプラインは存在せず実際はボルトを圧入していただけなのだ。となると、穴の径を大きくして12mmのハブボルトを圧入すれば、ハブボルトの直径が12mmにできる。




 ハブに取り付けられているノーマルのハブボルト。頭側をみると、矢印の部分に隙間のあることがわかる。






 ハブボルト一覧。一番上がアルト用の12mm。中央が軽トラ用の12mm。一番下がAZ−1のノーマルで10mm。

種類スズキ品番直径全長
 アルト(PCD100)  09119-12012  12mm  42mm 
 軽トラ(PCD114.3)  09119-12007  12mm  38mm 
 AZ−1(PCD114.3)  09119-10049  10mm  35mm 





 12mmと10mmのボルトの頭を重ね合わせたところ。12mmのボルトの頭が少し大きい。




 先ほど10mmのハブボルトをはずしたハブに、12mmのハブボルトの頭を入れてみると・・・綺麗に入ってしまった。もともと12mmのハブボルトを入れる予定だったような作りだ。




 以上、PCD114.3のハブボルトの穴径を広げてやれば、12mmのハブボルト化ができることがわかった。