マスターバックの中にたまったブレーキフルード
実はこのマスターバック、中にブレーキフルードがたまっているというのだ。確かに振ったら音がする。しかも、車から取り外した直後はもっとたまっていたとのことだった。
ホースを突っ込んでスポイトで吸い上げた。そしたら真っ黒なフルードが採取できた。
その量、約10mL。斜めにしても黒い色が薄まることはないので、墨汁みたいに真っ黒なのだろうと思われる。この黒い色は、マスターバックの塗料が溶け出したものなのだろうか?
ブレーキフルードだという証拠がこれ。紙コップにちょっとついただけで、塗料が溶けてしまった。
マスターシリンダーのリペア(中のゴムの交換)やキャリパのオーバーホールを行っても、マスターバックの中にフルードが入っているかどうかなんて点検しないだろう。自分のAZ−1はどうなっているのか心配になってきた。
いやいやいや、そんなはずはない。ブレーキフルードがそんなに減った記憶がないからだ。多分大丈夫だろう。
次頁からは、マスターシリンダーの中身を見ていく。