社外品のアウター側ドライブシャフトブーツ、その1

 ドライブシャフトブーツには、アウター(タイヤ側)とインナー(ミッション側)がある。1本のドライブシャフトに2種類のブーツが使われている。普通の車なら、アウター、インナーとも社外品のドライブシャフトブーツがある。
 一方AZ−1というと、アウターのドライブシャフトブーツの社外品がない(過去には存在していたかもしれない)。アルトの前側をほぼそのままリアに持ってきただけにもかかわらずである。しかも純正品が非常に高価だ。理由が不明のため、過去に流用可能性を探ったことがある。
 一見しただけではわからないが、このAZ−1には社外のブーツが付けられている。型番は制研のSB-21で、流用可能と過去に判断した品だった。ちなみにこの型番のブーツは品番が変更されており、制研の「600-00021」となった。引き続きモノタロウでも入手可能だ。
 写真の矢印部分の先端に着目して欲しい。何かと当たってこすれたような跡だ。実は過去に紹介した流用可能の社外ブーツSB-21では、サスの挙動次第でロアアームと干渉してしまうのだった。レポートをアップした後になって、そんな現象が起こっていることを知らされた。



 では、どの程度リアがロールすると干渉してしまうのだろうか。ジャッキアップして確かめてみた。なお、スプリングなどの違いにより、全て同じ「上がり方の見た目」が異なるため、あくまでも参考情報だ。



 下の写真ぐらいに車がバンプしてしまうと、ブーツとロアアームが干渉する。



 どうやってもうまく写真が撮れなかったのだが、干渉し始めの時の写真。



 タイヤはまだ地面に接している状態だ。



 次頁では、別ウインドウで比較しやすいよう、純正のブーツの場合を見ていく。