番外編その弐!エキシビジョンマッチはトラブル続出!




写真24「車が並んでいます」

 上位タイムから順番で10台、5台ずつ2グループに分けてエキシビション・マッチが特別に開催された。で、数周走って走行タイム総計で順位決定する。
 そして、悲劇の嵐が、、、
 どんどん、スピンでやってしまう!んでもって、ブッ壊れてはピットイン!
 金太郎選手はシケインでスピンして、そのままピットイン!
 「ピストン逝った!K6の高い鍛造ピストン入れているのに!」
 結局ガスケットが飛んだだけらしかったが、杉本大魔人の積載車に載せられて帰宅決定!金太郎ちゃんは回すタイプの人間だから、リミッター効いたら一発でブローしちゃうんだよね。鍛造ピストンでも所詮はアルミ合金で、高温強度はそんなに大差が無いんだよ。デトネーションでガスケットはすぐに飛ぶぞ!
 で、平野ミニカバンもピットインしたけれど、彼の場合理由は分かる。
 「ターボ配管はずれたろ?」「えー、なんで分かるんですか?」と言われたが彼のミニカバンのトラブルはすべてターボ配管がはずれただけなんだ。インタークーラーをフロントに設置して配管に無理があるから、、リブだけではダメだしビスでもねじ込んでホースバンドを二重にするかシリコンホースにしなくちゃ!でマルビチューン村山AZ−1もピットイン!
 「やっぱ、新品のエンジンマウントが祟ったすね!タービンのボルトが緩むんで、ワッシャーかけて締めなおしたんですけど、、あー、またカバーはずして、やり直しじゃー!」こーなってもマフラー交換までやる人間だから大丈夫だが、そんなん嬉しそうに言うなって!タービンのイン側を固定しているネジが緩むと独特の音がして、一発で分かるという。流石はDIY派マルビチューナー。
 「あのさぁ、ステンのワッシャーはつぶれて戻らないから、トルクを掛けるならS45C熱処理のスプリングワッシャー使わないと効かないよ!」ステンレスって素材は錆びないけれど、一度変形したら元に戻らないんだ。従って締め上げたら反力が発生しない!つまりゆるみ止め効果が小さいんだ。
 「えー、そんなんあるんですかぁ?」「ある!ネジ屋さんに行って買え!」
 ネジ屋さんや、鋼材屋さんは自作派の最後の拠り所!有効利用で性能アップ!
 基本を良く理解して欲しいんだ、流用は正しいが、無茶はいけない!