ミーティングの内容
10周年ということで、いわばお祭り。というわけで、あまり固いことをやってもしょうがないのだが、それにしてもロードスターという車に対するメリットというものが無さすぎたようにも思うし、目的など無いに等しいミーティングであったようにも見える。簡単にいうと「オーナーがたくさん集まった、食い物がうまかった、ゲームして楽しかった、パレードして感動した」で、おしまいである。じゃあ「主役となるはずのロードスターはなんなの、会場に到着するためだけの足?」となってしまう。詳しくは後述するが、例えば今まで発生したトラブルとその対策方法を、1700人ものオーナーに還元するような有益な情報を提供する場があってもよかったと思う。別にステージの上に立ってやるというものではなく、学会でいうならポスターセッションのような感じでかまわない。これだったらステージと同時並行して進めることができたと思う。
あとロードスターforever宣言。私はロードスターだからそれに賛成したが、あの内容がそのまま「AZ−1 forever宣言」になったならば、絶対に反対である。なぜならば、ほとんど意味のない宣言だからである。その内容をパンフレットから抜粋すると「ロードスターというクルマそのもの、その楽しさ、そして何よりその仲間のつながりは、永遠です」と書かれている。こんな念仏を唱えるだけで車の錆の進行が止まるわけじゃなし、欠品パーツが自動的に再生産されるわけじゃなし、クラブ間の連携がはかれるようになるわけじゃなし・・・厳しい言い方だが、本気でロードスターを愛している人の考えたものだとは私には思えない。強いて例えるなら、愛情と甘やかすことを取り違えた宣言とでも言えようか。もちろん、宣言文に具体的行動指針を盛り込むなど野暮なことはわかっているし、こういうカッコイイ・美しい表現にしたいという気持ちも分かるが、もう少しなんとかならなかったのだろうか。
ところでこのforever宣言だが、メーカーの人が読み上げていた。読んだ人が作ったとは思えないが、ひょっとするとメーカー側で用意した宣言なのだろうか? だとすると、これを作った人は絶対に5Qに落ちるな。理由は概念構成能力に欠けているため(超ローカルネタ)。