レストア中のコスモスポーツ、その2
フロントの足周り部分。コスモスポーツのフロントサスはダブルウイッシュボーン。ショックの一番上が、写真のような低い位置にある。
リアサスが付いている部分。コスモのリアサスはドディオンで板バネ。
再びフロントに戻る。コスモスポーツは、エンジンフレームとボディーが溶接されていて、切り離すことができない。そのため、こんな手作業的な溶接跡が残っている。
下の写真はNDのロードスターのドンガラ。現代の車と比較すると、作りが全く違うことがわかる。
あと、興味深いのが塗装。なんと最低3回塗り直されているのがわかる。いつ、何のために塗り直したのか定かでない。
展示場には、コスモの部品も並べられていた。
前期型に特有の黄色いエアクリ。
取り外したメーター。輸出使用のためマイル表示である。メーター読みで7500マイルほどだった。こんな感じでごっそり取れるところは、状況に応じて改造しやすいスポーツカーならではというところか。同世代のロータス系の車は配線がごちゃごちゃで、こんな感じでとることができない。
そもそもなぜレストアを始めたのだろうか。その点を次頁から見ていく。