レストア中のコスモスポーツ、その1
実は今、マツダミュージアムに展示してあったコスモスポーツのレストアが進行している。
展示してあったコスモスポーツは、正確に言うと前期型のマツダ110Sである。つまりコスモスポーツの輸出バージョンだったわけだ。ちなみに右ハンドルであり、左ハンドルの設定はない。レストア中、ミュージアムには後期型のコスモスポーツが置かれている。
余談ながら、2015年の東京モーターショーでもコスモスポーツが展示された。この車両は、110Sの代わりにミュージアムに展示されていた車だった。ではその間、ミュージアムにコスモスポーツが展示されなかったのかという話になるのだが・・・違う。その間展示されたのは、横浜にあるコスモスポーツの試作車だったとのこと。これはこれでレアなので、見に行けなかったのが残念だ。
組立前のドンガラや部品が展示されていたので紹介する。トラックの荷台に置かれたドンガラ。110Sのこの姿を見ることができるのは、これがラストチャンスとも言える。
詳細を見ていこう。それにしても、一段高い段に置かれているから撮影しやすい。正面から撮影したもの。
内装も剥がされている。ただし、インパネの表面は接着剤で止めてあるため、剥がさずそのままである。リアは内装まで剥がしている。ボンドで接着していたような跡が見える。
燃料タンクも外されている。
次頁では、細かい部分を見ていく。