ロータスF1

 オーバーヒートミーティングは、フェラーリやランボルギーニと歩んでいったと言っても過言ではない時代があった。が、フェラーリの販売権をコーンズがフェラーリ本体に大政奉還して以来、オーバーヒートミーティングでのフェラーリの存在割合は大幅に低下。近年は日本車の方が圧倒的に多いという状態が続いている。
 ディーラーと縁が切れただけで集まらなくなったフェラーリや、フェラーリがいなくなったことに同調するかのごとく来なくなったランボルギーニのおかげで、真に車を愛する人の集まりになってきたとも言えるのではないか。とはいえ、イベントの1つとしてサーキットを走っていたフェラーリのF1がいなくなったことで、目玉となる車もなくなった。そこで白羽の矢が立ったのが、ロータスのF1である。

 今年はロータス78が走行した。コース走行中の写真は、車が速すぎて写せなかったので(笑)、ピットロード走行中の車を1枚。




 走行こそしなかったが、もう1台ロータスのF1が展示されていた。



 並べてみると、美しさが違う。なんでこう〜なるの!? 進化しているはずの車が、昔のマンガに出てくる初期のF1に似ているから、違和感を感じるのかなあ。



 で、肝心のロータス人気だが、これがイマイチ。観客があまりいない。フェラーリのF1が走っていた頃は、結構多かったのだが。もっといろんな車を愛そうよ、と言いたくなる光景であった。



 いろんな車を愛したいという人のために、次頁ではギャラリー用駐車場に集まった車を見ていく。