ダイレクトイグニッションコイルに単純に置き換える可能性の検証、その2

 ダイレクトイグニッションコイルの後に、プラグコード、デスビ、イグニッションコイルテスターを接続した。



 当然ながら、デスビローターの位置(外からは見えないが)は、火花が飛ぶ位置に合わせている。



 電圧を測定した結果、プラグコードがあろうが、デスビがあろうがほとんど変化していない。火花が弱く見えるが、これはカメラのシャッタースピードの影響である。



 以上の結果、AZ−1純正のイグニッションコイルをダイレクトイグニッションコイルに置き換えた場合、純正よりも強力な火花が飛ぶことが確認できた。これがパワーアップや燃費の改善にどう繋がるかは不明確だが、とにかく電圧だけは上がる。電圧さえ上がればパワーが出ると考えている人にとっては、本格検証をする前の予備実験にも使えるやり方だと思う。またF6Aを完全にダイレクトイグニッション化することを検討する人にとっても、事前検証レベルで使えるやり方だと思う。

 次回は、今回のやり方をそのまま実車に適用し、本当にエンジンが始動するか検証する。