疑似沿面スパークプラグを作る

 用意するのは不要のプラグ。わざわざ新品を買うのはもったいないので、解体屋からプラグを買ってくる。なお、AZ−1に搭載されるF6A DOHCターボ用のプラグとして、F6A NA用のプラグも使える。F6A シングルカムターボ用のプラグは、ネジ径が全然違うため使えないので注意が必要だ。



 作り方は簡単。L字型の接地電極をサンダーで削り落とすだけ。接地電極は意外と柔らかく、すぐに切断することができる。プラグは3本用意するだけでなく、切断練習用のプラグも準備しておいた方が安心できる。
 下の写真の矢印部分が設定電極を削り落とした部分。バリを落とすなど、もうちょっと綺麗に仕上げればよかったかも。



 角度を変えて見た写真。これで完成なのだ。



 火花を飛ばしてみたところ。プラグギャップは4mm程度ある。通常の4倍の距離だ。ギャップが大きいと、混合気と触れる確率が高くなるので、着火性がよくなると言われている。



 ここでムービーを見てみよう。なお音声を録音するのを忘れてしまったため音は出ない。が、状況は十分につかめるはずだ。下の画像をクリックすれば動画へ飛ぶ。



 360度プラグよりもちゃんと火が飛んでいるようにも見える。これでエンジンが問題無く動くのだろうか。次頁で検証してみた。