BMW i8、ガルウイング
我々として最も興味の対象となる、ガルウイングの部分を見ていく。
この大きくて分厚い重そうなドアを、ダンパー一本で開ける。
が、意外にもボールジョイントは小さい。AZ−1並。
ラッチは意外にも簡素だ。
ドアノブとストライカー。
もうお気づきと思うが、この車、至る所にカーボンが使われている。一方、カーボンはその特性上、ドアのような複雑なラインをもつ場所では「編み目模様」の均質感を出せない。BMWならば通常こんな不細工な部分にはボロ隠しをするのだが、あえて隠さずカーボンを主張しているものと思われる。
が、である。ブルーを多用するとかカーボンを使うとか、エコっぽいことを散々やっておきながら、なんと燃費基準に対して「プラス」を達成していない(排ガス基準のみ、平成17年の排ガス基準に対し75%の低減を達成)。なんなんでしょうか、この無駄感・自己満足感・えせエコ感は。
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BMW i8 |
普通の、もっと安いBMW |
次頁では、もう1台のガルウイング、メルセデスベンツSLSのガルウイング部分を見ていく。