閉磁型イグニッションコイルをためす、その3

 写真左側がAZ−1用のコイルだ。右がワークスのコイル。基本同じような大きさだが、AZ−1用の方は、なぜか矢印部分が出っ張っている。



 謎の出っ張りのおかげで性能が良くなるのだろうか。まずは例のごとくコイルの大きさの測定から始める。左がAZ−1用だ。すると、ほとんど同じではないか。スズキ品番は異なるが、ダイヤモンド品番は同じだし。



 測定してみた。左がAZ−1用。いずれも2.6万ボルトぐらい出ている。謎の出っ張りの意味はよくわからないが、ワークス用のがそのまま使えることがわかったことは大きい。



 最後になったが、以上テストしてきたコイルの一次側抵抗値は、AZ−1用を含めて全て1.5オームであった(流用品を探す上で、ここはポイント)。旧車の点火系によく使われるMSDシステムののコイルは、一次側の抵抗値が低すぎるためポンづけはできない。やったら最悪コンピューター(の中のトランジスター)を破壊してしまう。


 次頁では、開磁型コイルの性能を見ていく。