泥水が車前方からおしよせたと思われる車,下回り

 先ほどの車は地面に置かれていたため、下回りを確認することが困難だった。別の車の上に置かれた車があったので、下回りを中心にみてみた。
 この車、先ほどの車とは異なり、泥水の中に水没したのではなく、泥水が押し寄せてきた車のように見える。車体に付いている泥の跡がはっきりしないからだ。



 車体左側も同様の感じ。上の写真の話に飛んでしまうのだが、この車は「オートザム梅林」で買われた車のようだ。というのも、mazdaのエンブレム(ステッカー)の下に、オートザム梅林のステッカーが貼られているからだ。オートザム梅林は、ニュースで散々取り上げられた「八木地区」にある。ニュース映像でマツダのカモメマークがついている建物が見える場合があるが、そこがオートザム梅林である。



 車前方に回り込んだ。バンパーやラジエターグリルは外されていた。矢印部分に泥の筋が見える。このことから、泥水が車前方から押し寄せてきた可能性が高い。



 下回りを見てみた。泥や木の枝などがついているが、部品が壊れているといった様子はない。例えばオイル漏れなどだ。
 オイル等が漏れていないということは、部品の中まで泥は入っていないことになる。錆は問題だが、ドライブシャフトの錆具合、スタビなどの塗装部品を見る限りは、特にひどい状況になってないようだ。ブレーキローターは錆がでているが、磨けば使えるような状況だった。



 コンプレッサーを見てみる。泥だらけで、前述の通り電磁クラッチを分解しないと使えないだろう。



 オイルフィラーキャップを開けてみた。特に泥や水が入っている様子はない。このエンジンもまた、本体は使えるようだ。



 次頁では、この車の内装部分を見ていく。どれくらい浸水しているのだろうか。