泥水に水没したと思われる車,内装部分

 1台目の車。外観に大きな損傷はない。車体についた泥の跡が、どこまで水没したかを物語っている。





 フロントドアを開けてみた。水没した時間やウエザーストリップの性能によっても変わるため一概には言えないが、意外に泥が入っていない。



 ウエザーストリップ部分に寄って見ると、確かにウエザーストリップによって止水されていることがわかる。



 リアドアも開けてみた。フロントと同様、泥はほとんど入っておらず、ウエザーストリップが効いていることがわかる。



 水に浸かると車室内が変なニオイになるという話を聞くが、今回見てきた車や紹介しきれなかった他の車をにおった範囲では、そんなことはなかった。ニオイに関して言うと、雨水は案外救いがあるのかもしれない。海水や川の水はダメかもしれないが。

 次頁では、この車のエンジンルームを見てみる。土砂災害に巻き込まれた車のエンジンは、再利用可能なのだろうか?