ボディーパネルの取り外し(フロント周り)

 ボディーパネルの取り外し手順について説明する。外す順番は、
1.ボンネット、2.フロント・リアバンパー、3.フロントフェンダー、4.エンジンフード、5.リアウインドウパネル、6.リアクォーターガーニッシュ、7.リアエンドパネル、8.リアフェンダー、9.サイドシル、10.ドアパネル
である。順番を変えてもよい部分はあるが、2〜9まではこの順番でないと基本的に外すことができない。

 では次に各部分の取り外し方法とそのポイントについて説明する。


1.フロントバンパーの取り外し
 図の通りである。ポイントとなる箇所は、バンパーの下に3本のネジがあり、それを外す必要があることくらいである。普通のネジが使われているので、トルクスレンチは必要ない。なお、ボンネットの取り外しは簡単なので省略する。





2.リアバンパーの取り外し
 ポイントは、フェンダー部分がファスナーで固定されており、それが外しにくい事である。このファスナーはプラスのドライバーを使ってはずすのだが、通常のドライバーではタイヤに当たって外すことができない。そこでオフセットドライバーを使う必要がある。また場合によっては砂がかみ込んでいて、オフセットドライバーを使ってもうまくはずれない事がある。そのような場合はニッパー等で切断して外す。予備のパーツを準備しておきたい部分だ。





3.フロントフェンダーの取り外し
 T40のトルクスレンチで外していく。ポイントは写真に示すとおり、見えにくい部分にもネジがあること、フェンダーとサイドシルの間にあるモールの取り外しである。外し方は、折れないように引っ張る、である。