ケーターハム160、その他の部分&乗り込んでみる

 ケーターハム160オリジナルの、その他の部品を見ていこう。筆頭はやはりコンピューターだろう。バッテリーの前に付いている薄っぺらい黒い箱がコンピューターなんだそうだ。



 ちなみにバッテリーは30A19R。最近はもうほとんど使われなくなったサイズだ。軽量化のためにあえて選択したと思われる。



 オイルレベルゲージ。外板にかなり近づいている。こんなところにもレイアウトの難しさがあるみたいだ。



 ケーターハム160は、試乗会(抽選)も行われていた。その際の画像。ピット内ではなく、実際に屋外に出ると、AZ−1が大きく見えるというほどではないにせよ、確かに一回り小さいことを実感した。スタイリングの見た目の直感を文字で表すのはナンセンスだと思っているが、一言で言うと「ちんちくりん」。普通のケーターハムより小さく、かといってウエストフィールドのような妙な違和感もない。
 実際に乗り込んでいるところ。これで大きさが実感できるかな?



 助手席に女性が乗っているのを、窓越しに撮影したところ。そこまで窮屈そうに見えない。



 後方から撮影したところ。センタートンネルがある分、運転席と助手席の間にはスペースがある。こうみると、AZ−1の方が窮屈そうに感じる。



 肝心の走りはというと・・・走る走らない以前に、エンジンや排気音が思いっきりK6Aターボの音だった。どんな夢のサウンドを聞かせてくれるのかと期待していたのだが、完全な期待はずれ。直管マフラーみたいなのが付いているが、車検に通す仕様にするためには、K6Aターボと同じ音量・音質にならざるを得ないのだろう。初めてこの手の車に乗る人は、「非日常だの何だの」と言って感動するんだろうけど、我々からすると思いっきり日常的な音で、車を見る気も失せてしまった。いや、この音を聞いた時点でもう現実逃避したい。
 というか、「非日常の車を所有した時点で日常になる」ので、なぜ非日常という言葉にこだわるのかわからない。強いて言えば、この手の車をカーシェアリングで借りるのが、非日常的な使い方&所有の仕方なのではないだろうか。




 もう1台気になる車も来ていた。新型コペンである。しかし、かわいそうなぐらい注目されていなかった。ある意味、外車が主役であるオーバーヒートミーティングだからこそ注目されないのもわかるが、無視もないだろう。ピットにとめていたAZ−1の方がよほど注目度が高かった。
 「ABCの中にコペン(旧型)を加えるのはどうか」という意見も過去にあったが、さすがに新型コペンをABCの中に入れるのはまずいんでないの?? 異次元だからである。



 そのコペン、ちょっとだけ詳細部分を見ていくと・・・何かのタグがコラムカバーあたりについていて、ほとんど新品の状態。



 しかし、ハードトップのウエザーストリップには既に亀裂があった。形状からして、曲がりやすくするために故意に裂け目をいれているのではなく、劣化によって亀裂が入ったと考えられる。



 あとはインパネ。未だに助手席エアバッグの飛び出すところとインパネが一体化していない。まあこれはこれでメリットがあり、助手席エアバッグを取り外すと追加メーターの取り付けスペースが生まれるのだ。




 今回はこれでおしまい。次回もケーターハム160の詳細を見ていく(←見る気が失せたと、さっき書いたばかりじゃないか)。