多噴孔インジェクタを試す、その3


 インジェクタの試験装置を作成し、正常・インジェクタの判別を行ってきた。AZ−1純正のインジェクタは1ホール(1穴)のごく初期のタイプのインジェクタになるが、2ホール、4ホールのインジェクタを入手することができた。前回の実験の結果、純正のように1直線の液柱が飛ぶのではなくV字型に分かれて飛んでいくことが明らかになった。
 今回は、インジェクタ試験装置にF6Aのシリンダーヘッドを取り付けた。AZ−1のシリンダーヘッドは4バルブ(インマニ側が2ポート)のため、V字型に飛んでいったガソリン(実験では水)が、ポートに直接飛んでいったら、何かいいことがあるかもしれない。そこで、AZ−1純正並びに多噴孔インジェクタから飛び出したガソリン(実験では水)が、ポートのどの部分に当たるのか検証してみた。


AZ−1では、ガソリンの吐出方向が固定できない
シリンダーヘッドの構造をみる
インジェクター試験装置にシリンダーヘッドをつけてみる
V字型に飛ぶインジェクターの理想的な取り付け方