もはやネタ切れ!? エントラントの固定化??

 前々回は787B 55号車のサーキット走行、前回はマツダLMPの日本初お目見えなど、ここでしか見れないといった見所が満載だった。この勢いでいくと、マツダ100周年の時には一体何が起きるのか、想像すらつかない勢いだったのだが・・・

 今回は、アクセラ10周年以外、これといった目玉が無かった。じゃあアクセラ10周年で何かやったかというと、前回紹介のケーキ入刀やらトークショーのみ。イマイチ華に欠ける内容となった。
 下の写真は767Bのエンジンがかかり、出走したところ。多くの人が集まっている。一見盛り上がっているようにも見えるが、全く別の角度からみると、隠れていた問題が浮き彫りとなる事態が生じていたのだ。



 これ、787B 55号車の写真。本物ではなく、マツダミュージアムに展示してあるレプリカである。注目して欲しいのは、周囲の観衆。ほとんどいないのだ。
 この現実の意味するところは2つ。エントラントが固定化してしまい、見慣れた物に目を向けなくなったのである。逆に言うと、新しいエントラントが少ない=マツダとしてはこのイベントが新規顧客の開拓に繋がっていないともいえる。参加人数が多い少ないと論じる以上に深刻な問題ともいえる。
 また、感覚的にはエントラントには広島ナンバーの車が結構多かったように思える。岡山国際サーキットで毎年行われるイベントの1つにTipoオーバーヒートミーティングがあるが、これには関西ナンバーの車が多いのだ。宣伝不足もあるのかもしれないが、広島の人に岡山でマツダ車をアピールしてもねえ・・・
 世界的に有名な何かのレースに勝ったとか特段のトピックはないと思われるので、今後は新型車のお披露目イベント、「鼓動」の次のコンセプトカーの初披露、何かの車(しかも現在売られている車)の10周年イベントがメインになってくると思われる。そのように考えると予測可能なレベルのため、何か寂しい。コアなマツダ車ファンも納得できる怪しいイベントが欲しいところだ。ロータリーエンジン分解イベントとか、普段は見ることのできないマツダミュージアムのバックヤードに眠っている車両の展示とか。


 コアなイベントとして気を吐いているのが蔵出し映像。今年もやりました。残念ながら、あまり見れなかったけど。



 次頁からは、エントラントとして集まった怪しいマツダ車を紹介していく。