検証に使用したサスペンション

 検証に使用したのは、下の写真の3セット。下からダウンサス(車検に落ちた)、ノーマルサス(アッパーマウントへたりなし)、ノーマル(アッパーマウントのへたりあり)の3種類だ。写真にはリアのみ写っているが、フロントも同様に交換して検証した。



 アッパーマウントとは、アブソーバー上部にあるゴム製のマウントのこと。ストラット式のサスペンションは、ステアリングを切ったらアブソーバー部分が前後・左右に微妙に動く。その動きを吸収するのがアッパーマウントの役割の1つである。
 アッパーマウント部分に寄ったところ。アッパーマウント自体は、金属のケースに収まっていて、直接見ることはできない。左からダウンサス(車検に落ちた)、ノーマルサス(アッパーマウントへたりなし)、ノーマル(アッパーマウントのへたりあり)だ。



 アッパーマウントがへたったサスペンションを車に取り付けると、この写真のように明らかな隙間が生じる。この隙間が最低地上高に与える影響も検証する。



 この隙を確認しておこう。左からダウンサス(車検に落ちた)、ノーマルサス(アッパーマウントへたりなし)、ノーマル(アッパーマウントのへたりあり)だ。



 次頁より、これらのサスペンションを車に組み付けて、車高の変化を検証する。