破裂面の詳細、その1

 真横から見たところを拡大するとよくわかるのだが、実は綺麗に割れているのではなく、割れた面が盛り上がっている。



 縦方向からみても、それがよくわかる。これは「トレッドセパレーション」といわれるタイヤの破裂状況に似ている。トレッドセパレーションは「空気圧不足または過荷重のための過度の屈伸」によって発生するとされている。しかし、このテンパータイヤは、置いていただけなので過荷重などかかっていない。



 破裂面を拡大したところ。一部は中身が出ている。



 破裂面と正常面を比較したところ。破裂したテンパーは、ゴムが伸びているように見える。



 ここで、破裂面を連続写真的にみていく。前出の写真でもわかるとおり直線的に割れておらず、湾曲して割れている。





 次頁では、破断面の中がどうなっているかを見ていく。