自賠責保険など

 タイトルには「自賠責保険」と書いたが、これはフェイント。もっと面白いものを最初に紹介しよう。それはリサイクル券。こんな車にもリサイクル券があるんだ!



 まず驚かされるのが、車名がルノーになっていること。実は車検証にもルノーと書かれている。この車の正式名称はNissan New Mobility Conceptなんて名前ではないのである。
 リサイクル費用の合計金額は6690円。軽自動車としての相場通りとも言えるが、エアバッグが1つしかないこと、バッテリーやモーター自体に相当の価値があることからすると、結構高額であるとも言える。しかし、自動車のリサイクルなんて当初のもくろみ通りにいっているのだろうか。Nissan New Mobility Concept(正式名称はルノー)の資源としての価値を考えると、解体屋は大黒字だろう。



 実は自分の車のリサイクル券をまともに見たことが無かったので今回初めて気がついたのだが、「情報管理料金」とか「資金管理料金」という、これまた不明瞭な費用が請求されている。なんじゃこりゃである。



 最後は本論の自賠責。2年で約27000円であった。



 車検上の正式名称が「ルノー」である点で思い起こされるのが、「ルーチェ レガート事件」である。昔、「ルーチェ レガート」という車があったのだが、「レガート」の部分が運輸省の形式認定届になく「ルーチェ」としか書かれていなかった(当然ながら、車検証の車名もルーチェ)。そのため、東京モーターショーで掲げてあった「ルーチェ レガート」の看板の「レガート」部分がペンキで塗られて消されてしまったのだ。おまけに、カタログからも「レガート」の名前はマジックで黒塗りされてしまった。従って、Nissan New Mobility Conceptの表記は、「ルノー」に書き換えるべきである(笑)。


 ちなみに・・・AZ−1とCARAではリサイクル料金が異なる。なぜかというと、CARAはエアコンが付いていないことになっているためだ。


 次頁から、「ルノー」の取扱説明書をみていく。