ケーターハムSP/300R、その2

 イギリス車らしく右ハンドル。コクピット内は、アルミの板が張り付けられている。というか、シャシーがアルミモノコック製。カーボン主体のKTMと、この点もまた対照的だ。



 ゲームのコントローラーから引っ張ってきたんじゃないかというようなステアリング。革巻きでもウレタン巻きでもなく、プラスチック(恐らくPP)を2つ貼り合わせて作られていることがわかる。スイッチ類は、ちゃんと目的通りに機能するか不明。



 モデルプレートは運転席と助手席の間に貼られていた。それにしても巨大なリベットが使われている。



 コクピットを引いて撮影した写真。運転席のシートは暫定品のようで、段ボールとガムテープを多用して急造したような感じだ。助手席に至ってはシートすら付いていない。
 気になるのがロールバー。根本から取り外し可能になっているのだろうか。そうしないと、ロールバー下のカウル(ヘッドレストが付いているカウル)をはずすことができない。



 そのロールバーに寄った写真。コッテコテに溶接して太いロールバーが作られている。



 最後に1枚。SP/300Rとスーパーセブンを並べた写真。ケーターハムの関係者と思われる外国人がよろこんでいた構図だ。車高の低いスーパーセブンより、さらに車高が低い。車高を低くするという目的を達成するためには、13インチタイヤの選択はやむなしだったのだろう。ちなみに、このタイプのスーパーセブンのタイヤは15インチのはず。





 今回はこれでおしまい。次回もレアな車を紹介していく。