さらに、プラグコードテスターをかましてみた

 これ、市販のプラグコードテスター。どうやって使うかというと、車についているスパークプラグの代わりに取り付けて、火花の飛び方をチェックするというもの。従って、高電圧の発生源は車に付いているIGコイルということになる。



 火花の飛び方は、矢印で示す電極間の距離で判断する。当然ながら、距離が離れているほど火花が強いと判断される。



 まず、正常品のプラグコードをつないでみた。



 電極間の距離をだんだん離してテストしてみた。







 火花がだんだん弱々しくなり、最後は飛ばなくなった。



 次に、純正プラグコードをつけてみた。



 下の写真、実は、非常にわかりにくいが火花が飛んでいる。ものすごく弱い火花だ。



 この状態で距離をちょっと離すと、火花が飛ばなくなった。正常品との差は歴然である。実は、「こんな単純なテスターで良不良が判別できるのか??」と思っていたのだが、今回の検証でそれは可能ということがわかってしまった。



 今度は逆に電極間の距離を縮めてみた。先ほどの実験での電極間の距離は、実車のIGコイルの性能を考えると、非現実的な距離なのだ。非現実的な領域で性能差があった・無かったといったところで、あまり意味がない。
 そこで現実的な距離に縮めてテストした、まずは正常品。よく火花が飛んでいる。



 次に純正のプラグコード。火花の飛び方が弱い。電極間の距離を縮めても、弱い物は弱いのだった。



 以上、プラグコードテスターをいろいろな角度から検証してみた。プラグコードによる差は確実に存在することは確認できたのだが、強い火花が飛ぶプラグコードを車に付けると走りが断然変わるのかというと・・・これがわからない(爆死)。